時間帯別平均と標準偏差の推移(FLASH) FLASH誌でのウォッチバトルには、穴井千尋(HKT)、高柳明音(SKE)、岩立沙穂(AKB)の3名が参加していた。5/6〜5/8までの間の平均と標準偏差の推移が下記の通りである。なお、標準偏差が平均値の15%未満のものをピンク色、40%を超えるものを黄緑色で塗ってある。なお、5/3においてはUTB誌のウォッチバトルの影響のためかWebサーバへのアクセスがしづらい状況で、23:55の値が測定されていなかったので、計算対象の時間帯は21:05〜23:50となっている。 |
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5/6〜5/8のデータの特長 この3日間のデータ推移を見ると5月6日までは連休であったため、穴井、高柳においては5月6日においては昼間の値もそこそこ高くなっているが、岩立に関してはそうした状況は見られない。実は5/5,5/6にパシフィコ横浜で写メ会が実施されていたため岩立を応援していた者はそちらへ参加していてあまりウォッチ活動を行っていなかったのかもしれない。高柳においては5/6 15:05〜18:00の時間帯の標準偏差比率が15%をかなり下回っている点から考えて、マクロ化した端末がかなり稼働していてのではないかと予想される。岩立においては逆転がかなり難しい状況だったので、この時点に於いてはマクロ化の対応まではあまり考慮されなかったのかもしれない。 この3人においては最終日を含む3日間のうち、標準偏差が平均値の15%を下回る時間帯は3人共に発生している。穴井、高柳に比べ岩立の発生頻度は低いが、どのメンバーに於いても発生する可能性があることがわかる。特に注目すべきなのは穴井における発生回数(5回)が高柳のそれ(6回)とほとんど変わらない点である。高柳に於いては古畑のウォッチバトルが終了した後には、箱推しのSKEヲタの多くが高柳のウォッチバトルに参戦していた。したがってそこでは古畑のウォッチバトルの際に多くの参加が見られたマクロ化した端末が利用されていた事は十分想定できる。しかし、高柳のところでは通常の手動でウォッチしている者も数多くいたため全体的には標準偏差比率が15%を下回る時間がそれほど多くならなかったものと考えられる。しかし、穴井のところでこれほど多くの標準偏差比率の低い時間帯が発生した理由がわからない。 本来マクロ化した端末でウォッチ活動をする場合、画面の同じ位置でタップ(もしくはクリック)を自動的に繰り返すことでウォッチ数を稼いでいく。機械的な操作なので時間あたりのウォッチ数も一定になり、長時間行うことも可能になる。しかし、同じ位置でのタップを繰り返すためには、メンバー自身が自分の過去の書き込みをリトークしなければならない。HKTメンバーはそうしたことが不正につながるという考え方で、メンバー自身がリトークすることを行っておらず、基本的にマクロ化端末が発生する状況を避けてきた(ウォッチ数をあげるための方策の章参照)。 しかし、これだけ多くの時間帯で標準偏差比率が15%を下回る時間帯が発生していることを考えると、この頃には参加者もかなり慣れてきており、必ずしもリトークタップを使う方法以外でもマクロ化することに成功していたのかもしれない。穴井に於いても5月6日の深夜・早朝に於いて11%台という標準偏差比率になっており、バラツキが少なくかなり安定して増分値が推移している事が確認できる。特に増分値が3,000〜4,000/5分という少ない値で推移している時間帯において、標準偏差比率を低い状態に保つのはなかなか難しい。値が小さいとほんの短時間参加者が増えるだけでも標準偏差の値に大きな影響を及ぼす。 高柳に於いて昼間の間でも9:05〜12:00、12:05〜15:00の時間帯は標準偏差比率が比較的高くなっていた。これはある意味当然と言え、高柳の場合、誕生日にちなんで毎日11:29と23:29に大きな集中タイムを実施していた。その為その近辺の時間帯でウォッチ数が急上昇することが多く、また12:00〜13:00は大抵昼休みのためその間もウォッチ数が増える。したがってそういう時間帯があれば、他の時間帯でのウォッチ数が平準化されていたとしても標準偏差比率は高い割合になることが容易に想像できる。 いずれにしても長期にわたってウォッチ活動をしていた参加者達が、より多く、より長時間安定してウォッチ活動を続ける工夫をしていたことがうかがえる。 |
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ここで今回判断基準として採用した平均値に対する標準偏差比率を、なぜ15%、40%にしたかを説明しておく。左記の表は各メンバーの最終日を含む3日間の各時間帯における平均値に対する標準偏差比率から、各メンバーの全時間帯を対象とした平均値、最小値を示したものである。 各メンバー毎に特徴があり、一概に平均を取ることが正しいかどうかについては疑問が残るところだが、本来同じような作業を同じ方法で繰り返しているのであれば、平均と標準偏差の関係はどのメンバーでも似たような数字となるはずである。しかしながら、実際にはウォッチ数自体に大きな差が出ていたので、短時間に同程度の参加者が増え、同じようにウォッチ活動を続けた場合、それが標準偏差に与える影響は普段のウォッチ数が少ないメンバーに、より大きな影響を与えることがわかった。 そこで各メンバーの平均値に対する標準偏差比率の平均値を算出し、その全員分の値の平均を全体平均として一つの基準とした。その値が左記の表にある40.45%だったので40%を基準値としたわけである。常に平均値に対する標準偏差比率の低いメンバーに、全体平均を超えるような標準偏差比率となっている時間帯があれば、そこでは何か他の時間帯とは違うことが起きていたことになる。 また最小値に関しても各メンバーの時間帯別の標準偏差比率から最少となるものを選び、全員分の値の平均を取ることで基準とした。ただし、田野のデータに関しては最小値自体が全体平均比率:40.47%を超えており、ウォッチバトル参加者が極端に少なく、サンプルデータとしての適正を欠いているので、最小値の平均を算出するのには除外した。その結果、最小値の平均は15.06%という値になったので、標準偏差比率がこれを下回る値になっている時間帯は、何らか通常とは違う動きが発生していたと考えられる。 |
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5/3〜5/5のデータの特長 FLASH誌でのウォッチバトルはUTB誌でのウォッチバトル最終日(5/3)後に最終日を迎えている。したがってそちらに参加していた多くのAKBGファンが終了後にFLASH誌のウォッチバトルに参加していた事がわかっている。その影響がどの様にウォッチ数に反映しているかを確認するために5/3〜5/5の間のデータ推移を確認してみる。 5/3〜5/5に関してはこの3人それぞれに於いて特徴的な動きが見られる。穴井のデータ推移の特徴としては5月3日の終盤に平均値が高い値を示しており、その影響が5月4日の0:05〜3:00まで続いているが、それ以降は比較的落ち着いている。高柳に関しては5月4日に日付が変わった途端増分値は大幅に増加している。これは明らかに5月3日に古畑のウォッチバトルが終わった影響だろう。5月3日に穴井が一日中高柳を上回っていたのは、古畑のウォッチバトル最終日だったため、多くのSKEの箱推しヲタが古畑の支援に回り、高柳のところでウォッチ活動する者が少なくなっていた事によるものだと考えられる。岩立に関しては5/4 12:05〜15:00の時間帯から急激に増分値が変化している。具体的な動きとしては特に何かあったようには見られないが、込山のウォッチバトルも終了したこともあり、この発信以降の内容から考えると若干AKBの箱推し層の支援があったのではないかと推測される。 この期間においては、標準偏差比率が平均値の15%を下回る時間帯は主に高柳の時間帯で発生している。時間帯としては参加者が少なくなる深夜早朝の時間帯での発生頻度が高いが、5/4 18:05〜21:00の時間帯にも発生している。これはたぶんまだ前日の古畑での逆転負けの影響が残っていたため、SKEヲタの気持ちとしてはまだその整理がつかず、高柳のウォッチ活動に参加する気になれずにいたのだろう。こちらのサイトでのコメントなどを見ても5月4日の時点では、古畑が負けた要因、今後の方向性についてまだ納得できていない意見が多々見られる。 高柳の5/5 12:05〜15:00の時間帯でも標準偏差比率が低い状況が見られるが、これは主に写メ会の影響であろう。平日ならば昼休みの時間帯などでウォッチ数が増え、その影響で標準偏差比率も高くなるはずだが、この日は祝日でパシフィコ横浜での写メ会が実施されていたため、そちらへ参加していた者は昼間のウォッチ活動にはあまり参加していなかったのであろう。結果としてマクロ化端末の比率が高くなり、標準偏差比率が低くなった可能性が推測される。 高柳の増分値推移において一番注目すべき時間帯は5/3 21:05〜23:50の時間帯である。実はこの時間帯には他の時間帯と比べ全く違う動きになっている。ある意味、ここでのデータ推移から平均値と標準偏差に一定の関係があるということがここでの増分値の推移からはっきりわかる。通常、標準偏差比率が高くなる場合、その多くの時間帯で直前の時間帯より平均値は高くなっている。つまり集中タイムや参加者の急増によって平均値が上がり、バラツキが大きくなり標準偏差が高い値になるケースが多い。しかし、高柳の5/3 21:05〜23:50の時間帯に於いては直前値より平均値は下がっており、増分値が減少することによって標準偏差比率が上昇しているのである。それだけであれば他のメンバーでも発生するケースはある。ただ、他のメンバーでそうした状況が発生するのは集中タイムが終わった後とか、メンバーが就寝することにより参加者が急激に減るなど、短時間で大きな動きが発生していることが原因となるのだが、高柳に於いてはそれとは違う動きになっている。 |
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5/3 21:05〜23:50のデータ推移 高柳の21:05〜23:50のデータのうち21:20〜22:15、22:20〜23:15のデータの動きは左記の表の通りとなっている。高柳はこの日21:29から10分間の集中ウォッチの時間を設けている。一部のSKE箱推しヲタはその時間に古畑から離れ高柳のウォッチ活動に参加している。 これは古畑の勝利がほぼ確実視されていた事と、この日一日古畑に戦力の多くを割いていたことによって、高柳が穴井にその差を大きく縮められたいたため、少しでも高柳の不安を解消する意味もあったのであろう。 しかし10分間の集中タイムが終了すると同時に高柳の増分値は大きく減少している。これはSKEの箱推しヲタはその時点で古畑が急激に上西に追い上げられていることを知り、気がついた者から順次古畑支援に戻っていったと考えられる。そのため21:40を境に高柳の増分値は徐々に減り続けていた。 その傾向は古畑のウォッチバトル終了まで続き、23:50時点では1,579/5分と21:20時点に比べ、およそ1/10程度の値まで減少している。 |
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ここで考えて欲しいのはウォッチ数を徐々に減らすという行為は人為的にはできないという点である。確かに一時的な集中タイムの終了とか、同じグループのメンバー間で集中タイムを分散させるなど、事前に計画してあるタイミングで一斉にウォッチ数が減少することはあり得る(平均と標準偏差:HKTメンバーまとめの章参照)が、徐々にウォッチ数を減らすということは人為的には起こせない。 上記のデータを見るとそれぞれの時間帯における最大値、最小値に関しては、どちらも最大値が最小値の3倍弱、標準偏差は平均値の30%程度になっている。このようにある一定の時間帯を区切って、その時間帯で自然な参加者の増加、減少が発生すると、値の変化にある一定のパターンが発生し、人の生理活動に矛盾しない行動傾向が見られるのである。つまりこうした点から考えると人が自然な動きでウォッチ活動を行った場合、その平均値が大きく変わっても一定の時間区分での標準偏差は、平均値に対して一定の比率に収束すると考えられる。 |
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5/3〜5/8のデータ推移について 3名の中で高柳と岩立は5月3日のUTBウォッチバトル最終日を過ぎ、日付の変わった翌日(5/4)からのデータに大きな動きが見られる。高柳のウォッチ数はSKEの箱推しヲタに大きく依存していたので、5月3日の古畑のウォッチバトルが終わると同時にSKEの箱推し層が大挙して高柳のウォッチ活動に参加し始めていた。その結果、5/4 0:05〜3:00の増分値はそれまでとは打って変わって大きな数字になっている。それに対して岩立は終了直後こそ大きな数字にはなっていないが、前日までの込山のウォッチバトルが終わったことによって、AKBの箱推し層も最後に残った岩立への協力体制ができたのか、5月4日の午後には増分値の上昇が見られる。 穴井に関しては5月3日においては、SKEヲタの多くが古畑支援で動いていたため、高柳の増分値の推移が低調だったことからその差を大きく縮めていたが、その縮めた差も5月4日一日で挽回され、5月5日にはさらに大きく差をつけられる結果となった。そうしたことが影響したのか、5月6日においては本来休日で数字が伸びそうなタイミングなのに、増分値が大きな値で推移するようなことは見られなかった(5月6日は写メ会などが実施されていたことで、HKTヲタの多くがそちらへ参加していたことが影響していた可能性もあるが、同じように写メ会が実施されていた5月5日より増分値の全時間帯平均が低いことが確認されている)。最終日とその前日は平日だったので、連休中だったそれ以外の日とは単純には比較できないが、穴井の5/7,5/8の日中の増分値はかなり低調に推移していた。最終日(5/8)の終了前三時間で何とか一矢報いようと頑張っていた点は認められるが、平均値を見るかぎりでは65,000/5分程度で、SKEヲタの多くが警戒していたような大きな数字になることはなかった。 |
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